干支のトリビア・豆知識
2027年未年の年賀状にも便利な情報いっぱい。

羊(未)に関することわざ・慣用句・格言

羊頭狗肉(ようとうくにく)
看板は立派でも、中身が伴わないこと。羊の頭を看板に掲げながら実際には犬の肉を売る、という故事から。
宣伝や看板は一流に見えるが、実際の商品やサービスは劣っている状況。良品に見せかけて粗悪品を売りつけるような、ごまかしの行為に対してよく使われます。

羊頭を懸けて狗肉を売る(ようとうをかけてくにくをうる)
「羊頭狗肉」のもとになった言い回し。意味は同じ。

羊質虎皮(ようしつこひ)
虎の皮をかぶった羊、の意。外見は立派でも実質・実力が伴わないことのたとえ。
前漢の思想家・揚雄(ようゆう)の著書『法言(ほうげん)』に由来する。中身が羊なので、草を見れば喜び、猛獣を見れば震え上がってしまう様子を表している。

狼、羊の衣を着る(おおかみ、ひつじのころもをきる)
凶暴な狼が羊の毛皮をかぶって、おとなしそうに見せかけること。表面は優しそうに見えるが、内心は凶悪でずる賢いことのたとえです。
羊の群れに近づくために狼が羊の毛皮をかぶるという、イソップ寓話(または聖書の教え)がもとになっています。

多岐亡羊(たきぼうよう)
分かれ道が多すぎて、逃げた羊を見失ったという故事から。
学問の道があちこちに枝分かれしすぎて、本当の真理をつかむのが難しくなること。
転じて、仕事や計画の方針が多すぎて、どれを選べばいいか迷ってしまう困った状態を指すときにも使われます。

亡羊の嘆(ぼうようのたん)
「多岐亡羊」とほぼ同義。学問の道が枝分かれしすぎて、真理にたどり着けないと嘆くこと。

読書亡羊(どくしょぼうよう)
羊の放牧中、読書に夢中になって羊を逃がした故事から。他のことに気を取られて、本来やるべきことをおろそかにすること。

屠所の羊(としょのひつじ)
屠殺場に引かれていく羊のように、逃れられない死や破滅が目の前に迫り、恐れや悲しみで力が抜けている状態を指します。
羊の歩み(ひつじのあゆみ)
屠所へ向かう羊の歩みから、死が少しずつ近づくことのたとえ。転じて、静かに過ぎる歳月そのものを指すことも。
古くは『源氏物語』などの古典にも登場する表現です。

羝羊触藩(ていようしょくはん)
雄の羊が立派な角で垣根(藩)に突進し、角が絡まって身動きが取れなくなる様子から、進むことも退くこともできず、進退きわまる窮地を意味する。

生贄の羊(いけにえのひつじ)
本来責任がないのに、他人の罪や過ちの身代わりにされる者のたとえ。

群羊を駆って猛虎を攻む(ぐんようをかってもうこをせむ)
弱い羊でも群れれば一匹の虎に立ち向かえる、という意味から。弱者でも力を結集すれば強大な相手に対抗できることのたとえ。

十羊九牧(じゅうようきゅうぼく)
羊10匹に対し世話係が9人もいる、の意。管理者・指導者が多すぎて統率が取れないことのたとえ。

亡羊補牢(ぼうようほろう)
羊が逃げたあとで囲いを修理する、の意。失敗したあとでもすぐに対策を講じれば手遅れではないというたとえ。

迷える子羊(まよえるこひつじ)
指導者や進むべき道を見失い、不安に思っている人のたとえ。聖書由来だが日本語表現としても定着。

告朔のき羊(こくさくのきよう)
儀式が形骸化しても、供物の羊だけは形として残っていた故事から。実質を失っても形だけ残すことに意味がある、というたとえ。


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