巳年について
巳年とは
十二支のひとつ「巳(み)」の年。十二支の先頭から数えて6つ目。
「巳」は胎児の形から派生した文字で「産まれてくる」「将来・未来がある」などといった意味があります。
巳は実とも読み替え、お金が「身(実)に付く」とも。
小判や金貨は金運のシンボルで、蛇が黄金の巳として金色の小判に刻されることで、富や幸福、成功などを表わします。
脱皮をする蛇のイメージから巳年は「復活と再生」を意味します。植物に種子ができはじめる時期、次の生命が誕生する時期など、新しいことが始まる年になると言われています。また、「巳」を「実」にかけて「実を結ぶ」年とも言われるようです。
蛇は江戸時代の小説で「へみ」とフリガナされたものもあり、元来の延虫(はへむし)から「へむ」「へみ」「へび」と変化したという説がある。
また、クチナワという読み方もあり、朽ちた縄に口があるということから来ている。
古代より「神の使い」と云われ、大切にされてきた蛇。
古くはインドにおいて蛇は、仏教における守護神の1人で、七福神の中の1人でもある弁才天の使いとされ、中でも白蛇は弁財天の化身と言われている。
弁才天は、「福徳の女神」、「豊穣の女神」、「智恵の女神」、「蓄財の女神」といわれているように、いろいろな分野の女神として信仰されている。
その弁才天の使いであり、化身である蛇は大変、神聖な存在とされている。
ラグジュアリーブランドのブルガリでも、セルペンティ(イタリア語で蛇)としてブランドアイコンの蛇をモチーフにしたデザインのアクセサリーを創っている。
相場格言「辰巳(たつみ)天井」
辰(たつ)と巳(み)年に株価は天井をつけやすいとされる。竜が天に昇るように株価が上昇するとはうまくいったものだ。