干支のトリビア・豆知識
2019年亥年の年賀状にも便利な情報いっぱい。

亥年について

十二支の十二番目。
「亥」は、「い・がい」と読みます。
「亥」は象形文字で、イノシシ・豚の骨格を描いたものが元になっていますが。「骨格」「骨組み」というのがもともとの意味です。
草木の生命力が種の中に閉じ込められた状態を表しているとされます。
イノシシの名前の由来としては、一節としては「イ」が「熊のい」のように内臓をさし、「シシ」が肉や獣を指す言葉であり、肉を食べるほかに内臓を利用していたというものが一説。もう一つは「居座る獣」から来たというもので、歳をとったイノシシが枯葉の中でじっとしている様子から来ているというものです。

また「亥」は覚え易くするために動物の「猪」が割り当てられました。
日本では「猪」の字は「イノシシ」という意味ですが、中国では「ブタ」を意味しています。
もともと、猪と豚は生物学的に大きな違いはなく、豚は野生の猪を飼いならして家畜化させた生き物だと言われています。
日本に十二支が伝わった時は、猪と豚の区別はあまりなく、その時代の日本では豚を家畜として育てる習慣がなく、猪はイノシシのまま定着したと考えられます。

猪の肉には万病を予防するといわれ、「無病息災」の象徴とされています。
そのため病気になりにくい年とされています。
「田の神・作物の神」などの意味合いもあります。

相場の格言は「亥固まる」と云われており、相場全体に大きな動きがなく小さな動きにとどまり落ち着いていることが多いようです。

参考文献:世界の故事名言ことわざ総解説 自由国民社 江川卓 他著

2015- 干支のトリビア・豆知識