戌年について
十二支の十一番目。「戌」は、「いぬ」と読みます。
「「一印」と「戈(ほこ)」からなる字で、元は作物を刃物で刈り取り、ひとまとめに締めくくることを表しました。
前年の「酉」という漢字は酒つぼを描いたもので、「酒」に関する字に使われてきました。
収穫した作物から酒を抽出するという意味や、収穫できる状態であることから「実る」ということも表します。
そのことから、果実が成熟した状態を表しているとされています。
「酉」が収穫できる状態とすれば、「戌」は収穫した後の段階と考えられます。
また「戌」は「滅」(めつ:「ほろぶ」の意味)で、草木が枯れる状態を表しているとされます。
その後、覚え易くするために動物の犬が割り当てられた。
相場の格言は「戌笑い」と云われており、好景気で笑って過ごせるということのようです。